徳川綱條からの奉納
水戸藩主第3代徳川綱條が常陸の国(現那珂市静)静神社に徳川光圀の遺志を継いで三十六歌仙絵を寄進した。天保年間の火災でその1枚が焼失し現在35枚が残っている。金泥を塗った板の上に書かれた六歌仙の絵は現存する中では保存もしっかりとした傑作といっていい。写真は柿本人丸(麻呂)裏面墨書 謹具三十六人歌仙和歌であり、紀貫之絵裏面墨書の倭歌とはことなる。柿本人麻呂(丸)や紀貫之、僧正遍照、在原業平、山
邊赤人、女流歌人の小野小町、伊勢、中務といった絵も見事に描かれています。
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